論文の引用分析による世界で影響力を持つ科学者

本分析は、論文動向分析データベースInCites™ Essential Science Indicators™ および論文検索・引用索引データベースWeb of ScienceTM Core Collection を用いた独自の分析により、各分野でインパクトの高い研究者を選出するものです。

詳しい選出基準は、以下のサイトをご参考ください。
http://hcr.stateofinnovation.thomsonreuters.com/page/frequently-asked-questions#details

~被引用数が上位の論文著者は、日本から76名が選出

2016年の高被引用論文著者 (Highly Cited Researchers) を発表しました。3年目の発表となるこのリストは、科学研究の各分野において世界で最も高い影響力を持つ科学者を論文の引用動向から分析して選出したものです。

自然科学および社会科学の21の研究分野において、2004年1月から2014年12月の11年間に発表された論文のうち、被引用数が非常に高い論文を発表した研究者3,000名以上が選出されています。

・ 高被引用論文著者(Highly Cited Researches)の定義について

ESIで用いられる21の研究分野において、それぞれ被引用数が上位1%の論文(高被引用論文、Highly Cited Papers)を発表した研究者を抽出した後、一定数以上の高被引用論文を持つ約3,000名を選出しています(うち、日本の研究機関に所属する研究者は約76名)。
2004年1月から2014年12月の11年間にデータベースに収録された論文を分析対象としています。

・ 論文の引用分析について

論文の引用には様々な理由や背景がありますが、多くは同業研究者の先行研究に対する敬意の現れです。引用は、自身の研究に重要なつながりを持つ過去の研究について研究者が証明を行う手段であり、引用数が顕著に高い論文は、科学コミュニティが意義深く有益であると判断したひとつの目安となります。そのつながりを分析することで、影響力の強い研究者個人、研究機関、国・地域、ジャーナルなどを抽出することができます。
注目を集める研究領域の動向や、各分野をけん引している世界中の科学者に注目することで、未来を切り拓く科学の姿が見えてきます。
Clarivate Analyticsは、質の高い論文および引用情報とその分析における経験と知見によって、未来を創造する科学とイノベーションに携わる研究者と研究機関、そして国のイノベーション政策への支援を積極的に行っていきます。

2016年の高被引用論文著者リスト、および選出方法については、
http://hcr.stateofinnovation.thomsonreuters.comをご覧ください。

~ インパクトの高い研究者を分野ごとに選出。世界で約3,000名のうち、日本の研究者は約80名 ~

本分析には2つのカテゴリーが設定されており、過去11年間の引用データより決定される高被引用論文著者(Highly Cited Researchers)と、2015年にもっとも注目を集めた研究者(Hottest Researchers)をそれぞれ選出しました。

1. 高被引用論文著者(Highly Cited Researches)

ESIで用いられる21の研究分野において、それぞれ被引用数が上位1%の論文(高被引用論文、Highly Cited Papers)(注1)を発表した研究者を抽出した後、一定数以上の高被引用論文を持つ約3,000名を選出しています(うち、日本の研究機関に所属する研究者は約80名)。
2003年1月から2013年12月の11年間にデータベースに収録された論文を分析対象としています。

Highly Cited Researchersの選定基準など、より詳しい情報は以下のサイトをご参照ください。
http://hcr.stateofinnovation.thomsonreuters.com/

2. 2015年にもっとも注目を集めた研究者(Hottest Researchers)

2012年から2014年にデータべースに収録された論文の中から顕著な被引用数を持つ論文(ホットペーパー)(注2)を発表し、もっとも注目を集めた19 名の研究者を選出しました。その結果、研究領域としては癌のゲノム解析と太陽電池に関する研究の2領域が、特に注目されていることが明らかになっています。近年急速に注目を集める研究論文を特定していくことでイノベーションの新たな動向と、それを担う研究者にスポットライトを当てることができます。

(注1)
高被引用論文(Highly Cited Papers)の定義
ESIの22研究分野において被引用数が上位1%の論文を高被引用論文(Highly Cited Papers)と定義しています。引用は分野によって動向が異なること、一般的に論文発表から時間を経るほど多くなることを踏まえ、各年・分野別の高被引用論文を特定し、集計しています。
(注2)
ホットペーパーの定義
トムソン・ロイターが選出するホットペーパーは、学術文献・引用索引データベースWeb of Science Core Collectionの収録レコードをベースにしています。該当期間からみた過去2年間に収録された論文が、直近2カ月間にどれだけ多く引用されたかを基準に選考されます。分析は分野ごとに行われ、上位のトップ0.1パーセントにあたる論文がその分野のホットペーパーとして選出されます。

【本分析に関する考察と注意点】

本分析は、ESIの分野別に分析・抽出をしております。そのため著名な研究者でもその研究内容が融合的であり、かつ分野が複数に渡っている場合などは、各分野で設定された閾値に高被引用論文数が達せず、選出から漏れていることがあります。これはあくまで今回の選出基準の定義によるものであり、研究者の評価を損ねるものではありません。引用分析は、研究の一部分を切取るものとお考えください。

【引用分析についての考察】

論文の引用には様々な理由や背景がありますが、多くは同業研究者の先行研究に対する敬意の現れです。引用は、自身の研究に重要なつながりを持つ過去の研究について研究者が証明を行う手段であり、引用数が顕著に高い論文は、科学コミュニティが意義深く有益であると判断したひとつの目安となります。そのつながりを分析することで、影響力の強い研究者個人、研究機関、国・地域、ジャーナルなど、切り口を変えて抽出することができます。

詳細はリポート(英文)をダウンロードしてご覧ください。

リポートダウンロード
世界で影響力を持つ科学者2015(英文)
リポートダウンロードはこちら

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~ 各分野でインパクトの高い研究者を選出。3,200余名のうち、日本からは北川進氏、審良静男氏など約100名 ~

1.Highly Cited Researchers(高被引用論文著者)

2002年1月から2012年12月の11年間にデータベース登録された論文を基にした、世界で影響力を持つ研究者のデータベースです。過去トムソン・ロイターが提供していたHighly Cited Researchers.comの更新版となります。

【選出方法】

  1. ESIの研究カテゴリ21分野(自然科学分野、社会科学分野含む)において、トップ1%の被引用数を持つ論文(高被引用論文:Highly Cited Papers)(注1)を抽出し、その中でさらに、一定数以上の高被引用論文を持つ著者リストを作成しました。
  2. このリストは上海交通大学に送られ、各研究者の所属機関などをより精査した後、トムソン・ロイターに戻り、リポートおよびオンラインに公開されました。上海交通大学は、同学が主催する世界大学学術ランキング(Academic Ranking of World Universities: ARWU)のソースデータにトムソン・ロイターの高品質な論文情報を使用するなど、弊社の重要なパートナーです。
  3. 結果、今回選出された科学者は3,200名余。うち、日本の研究機関に所属している研究者は約100名でした。

Highly Cited Researchersの選定基準など、より詳しい情報は以下のサイトをご参照ください。
http://hcr.stateofinnovation.thomsonreuters.com/

2.2013年にもっとも注目を集めた研究者(Hottest Researchers):

毎年発表している恒例のノミネートです。今回は、2012年1月から2013年10月にデータベースに収録された論文を基に、2013年に顕著な被引用数を持つ論文(ホットペーパー)(注2)を発表している研究者を選出しました。

近年特に注目を集めた研究論文に焦点を絞ることで、科学コミュニティが生みだす新しい動向とその背後の革新的研究者にスポットライトを当てることができます。今回、日本の研究機関に所属する研究者の選出はありませんでした。

(注1)
高被引用論文(Highly Cited Papers)の定義
ESIの22研究分野において被引用数が上位1%の論文を高被引用論文(Highly Cited Papers)と定義しています。引用は分野によって動向が異なること、一般的に論文発表から時間を経るほど多くなることを踏まえ、各年・分野別の高被引用論文を特定し、集計しています。
(注2)
ホットペーパーの定義
トムソン・ロイターが選ぶホットペーパーは、弊社の学術論文情報データベース Web of Science Core Collectionに 収録されたデータをベースにしています。該当期間からみた過去2年間に収録された論文が、直近2カ月間にどれだけ多く引用されたかを基準に選考されます。分析は分野ごとに行われ、上位のトップ 0.1 パーセントにあたる論文がその分野のホットペーパーとして選出されます。
選出に使用したデータベースは2か月ごとに更新されるため、今回は、2013年1-2月、3-4月、5-6月、7-8月、9-10月の5回分のホットペーパーデータの合計数を使用しました。

【日本の研究者の選出について】

今回選出された研究者は世界中で3,200人余り、そのうち日本の研究機関・大学所属の研究者は約100名です。その中には、過去トムソン・ロイター引用栄誉賞(ノーベル賞予測)にノミネートされた京都大学の北川進教授、東京工業大学の細野秀雄教授、大阪大学の審良静男教授、東京大学の水島昇教授など、既に各分野で世界的な権威であり、研究を牽引している研究者が数多く入っています。

各科学者の所属機関名は、分析対象年(2012年12月)当時のデータをベースに上海交通大学で精査されていますが、更なる変更が必要な場合は弊社コンタクトまでお知らせいただければ、順次アップデートいたします。

【今回の分析に関する考察と注意点】

今回の分析は、ESIの分野別に分析・抽出を実施しております。そのため、著名な研究者でも、その研究内容が融合的でありかつ分野が複数に渡っている場合などは、各分野で設定された閾値に高被引用論文数が達せず、選出から漏れていることがあります。京都大学の山中伸弥氏などはこのケースに当たりますが、これはあくまで今回の選出基準の定義によるものであり、今回の選出に名前が入っていないことが、研究者の評価を損ねるものではありません。引用分析は、研究の一部分を切り取る鏡とお考えください。

【引用分析についての考察】

論文の引用には様々な理由や背景がありますが、多くは同業研究者の先行研究に対する敬意の表れです。引用は、自身の研究に重要なつながりを持つ過去の研究について研究者が証明を行う手段であり、引用数が顕著に高い論文は、意義深く有益であると科学コミュニティが判断したひとつの目安となります。そのつながりを分析することで、影響力の強い研究者個人、研究機関、国・地域、ジャーナルなど、切り口を変えて抽出することができます。

科学と革新技術は未来を創造する強力な推進力であり、その未来に力を与えようとしているのが今回選出された方々を筆頭とする科学者です。科学の最先端を拓く研究者や研究機関、ひいては国が世界的な技術革新を進めるため、トムソン・ロイターも学術コミュニティへの積極的な支援を続けて参ります。

上記の情報は、『世界で影響力を持つ科学者(The World’s Most Influential Scientific Minds)』リポートをダウンロードしてご覧下さい。

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世界で影響力を持つ科学者2014(英文)
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