ロジウム触媒を用いた新しい触媒的不斉共役付加反応の開発

林 民生 氏 リサーチフロント

京都大学 大学院 理学研究科 化学専攻
有機化学研究室 教授

林 民生 氏


研究領域における業績や、発明・発見の内容

様々な電子不足オレフィンへの不斉共役付加反応がキラルな配位子を含むロジウム錯体を触媒として高収率、高立体選択性で進行することを見出した。この不斉反応の汎用性は極めて広く、α、 β-不飽和ケトン、エステル、アミドの他、アルケニ ルホスホン酸エステルやニトロアルケンなどに有機ボロン酸や有機チタン試薬、有機亜鉛試薬などを用いてアリール基やアルケニル基を導入することができる。この触媒的な不斉炭素-炭素結合形成反応は医薬品など不斉炭素を含む種々の有用化合物の高効率合成に用いることができる。また触媒サイクルに含まれるすべての重要中間体を明らかにした。


この研究に関して獲得した研究資金や学術賞

  • 平成8-12年度 日本学術振興会未来開拓学術研究推進事業
  • 平成13-16年度 文部科学省科学研究費
  • 2003年3月 平成14年度 日本化学会賞受賞

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