巨大ひずみ加工による超微細組織高性能金属材料の創製

堀田 善治 氏 リサーチフロント

九州大学 工学研究院 材料工学部門 教授

堀田 善治 氏


研究領域における業績や、発明・発見の内容

試料の断面形状が変化しないECAP (Equal-Channnel Angular Pressing) 法と呼ばれる特殊加工プロセスで金属材料に巨大ひずみを付与することにより材料組織をサブミクロンからナノスケールで微細化できることを明らかにした。特に、ECAP法におけるせん断ひずみの導入プロセスを制御することで、組織の微細化が効率よく達成できることを示した。このようなECAP法による組織微細化でこれまで困難であった強度と延性の同時向上が図られ、金属材料の機械的特性が高性能化することを示した。また、超塑性と呼ばれる大きな延性が高速で発現できることを示した。ECAPプロセスは大型化できるとともに添加元素によらずに既存材料に利用でき、リサイクル性の優れた構造用金属材料の開発につながることを示した。


この研究に関して獲得した研究資金や学術賞

  • 1999-2000年 財団法人軽金属奨学会課題研究助成
  • 2002年 財団法人三菱財団自然科学研究助成
  • 2002-2004年 文部科学省大学等発ベンチャー創出支援事業
  • 2003-2004年 九州大学工学研究院COE形成研究
  • 2003-2005年 文部科学省科学研究費補助金基盤研究(B)(2)
  • 1999年3月 功績賞(日本金属学会)
  • 1999年5年 瀬藤賞(日本電子顕微鏡学会)
  • 2002年10月 金属材料科学助成賞(金属研究助成会)

このページを閉じる