ヒトゲノム中最大の膜蛋白質ファミリーの基本構造の解明

岡田 哲二 氏 リサーチフロント

産業技術総合研究所
生物情報解析センター 機能構造解析チーム 主任研究員

岡田 哲二 氏


研究領域における業績や、発明・発見の内容

蛋白質には水溶性のものと細胞膜内在性のものがあり、後者は主要な創薬標的であるにも関わらず立体構造解析が遅れています。特にG蛋白質共役型受容体(GPCR)という7回膜貫通へリックス構造を持つ膜蛋白質は、ヒトゲノム中に数百種という最大のファミリーを形成する上、現在市場流通している薬の約半数が作用するターゲットであるという重要性が認識されていながら、一つも立体構造が解かれていませんでした。我々は、GPCRのメンバーとして初めて視覚の光受容体ロドプシンの3次元結晶構造解析に成功し、その後の構造未知のGPCRに関するモデリング研究や構造・機能解析の飛躍的な発展に貢献しました。その業績は多くの方々の寄与によるものですが、プロジェクト立ち上げから現在の構造精密化に至るまでの研究推進に努めてまいりました。


この研究に関して獲得した研究資金や学術賞

  • 平成15-17年度 文部科学省科学研究費補助金 若手研究A
  • 平成14年度 NEDO 生体高分子構造情報解析事業 分担
  • 平成13年度 JST CRESTたんぱく領域 分担

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