トムソン:2005年ノーベル賞の有力候補者を発表

2005年9月2日(JST)
米国ペンシルバニア州フィラデルフィア/英国ロンドン発
*米国時間8月31日に発表されたプレスリリースです。

2005年ノーベル賞受賞者発表に先立ち、トムソンはノーベル賞受賞の可能性のある研究者として、2005 Thomson Scientific Laureates (トムソンサイエンティフィック栄誉賞)をここに発表します。

「化学」、「経済学」、「医学・生理学」、「物理学」の各 ノーベル賞分野において、最も影響力のある研究者のリストが、毎年、トムソンサイエンティフィックの研究ソリューションである ISI Web of Knowledge からのデータによって定量的に決定されています。これらの影響力の高い研究者は、Thomson Scientific Laureates として名付けられ、その著作の総被引用数から、今年あるいは近い将来におけるノーベル賞候補として予想されました。

「論文の引用とは、先行研究を明示して先駆者への敬意を表する行為であり、学術分野における影響度を直接的に反映するものです。」と、トムソンサイエンティフィック、コントラクト リサーチ、チーフ・サイエンティスト、ダイレクターのヘンリー・スモールは述べています。「したがって、同じ分野の研究者からそのような信望を得ている研究者は、様々な賞や名誉に推薦されることが多いのです。」

トムソンサイエンティフィックはノーベル賞有力候補者を毎年決定するための定量的なデータを有する唯一の組織です。

Thomson Scientific Laureates は、過去20年以上にわたって彼らが出版した学術論文の被引用数に基づいて、各分野の上位0.1パーセントにランクする研究者たちです。

「過去30年以上にわたるISI社での研究によって、学術論文の被引用数と、ピア・エスティーム(同分野の研究者からの敬意)には、強い相関関係があることが分かっています。これはノーベル賞の授受にも反映されています。」とスモールは述べています。

2005 Thomson Scientific Laureates の選考にあたって、主なノーベル賞の分野に相当する総被引用数とハイインパクト論文の数が調査されました。これらのデータは、ノーベル委員会による注目に値すると考えられるカテゴリに振り分けられました。これらの判断基準により、各分野から3組の候補者が選ばれました。

ノーベル賞4分野について、2005 Thomson Scientific Laureatesを発表します。


Chemistry<化学>

2016 NOBEL PRIZE WINNER!

トピック:ナノスケールの機械製造およびマイクロエレクトロニクスの大幅な発展を約束する、分子自己集合に関する先駆的研究

J. Fraser Stoddart
Saul Winstein Professor of Organic Chemistry
University of California at Los Angeles
Los Angeles, Calif.(米国)

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George M. Whitesides
Mallinckrodt Professor of Chemistry
Harvard University
Cambridge, Mass.(米国)
新海征治
福岡市
九州大学大学院工学研究院
応用化学部門 教授

トピック:有機物と天然物の合成に関する研究、特に1994年のタキソールTM全合成および 1998年~1999年のバンコマイシン全合成の達成

K.C. Nicolaou
Chairman, Department of Chemistry
Aline W. and L.S. Skaggs Professor in Chemical Biology and Darlene Shiley Chair in Chemistry
The Scripps Research Institute
La Jolla, Calif.
Professor of Chemistry
University of California, San Diego
San Diego, Calif. (米国)

2005 NOBEL PRIZE WINNER!

トピック:有用な触媒作用、特に高分子化(いわゆるリビング・ポリマーの生成)作用をもつ化合物の設計と合成における画期的研究

Robert H. Grubbs
Victor and Elizabeth Atkins Professor of Chemistry
Division of Chemistry and Chemical Engineering
California Institute of Technology
Pasadena, Calif. (米国)

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Economics<経済学>

2013 NOBEL PRIZE WINNER!

トピック:株式収益と景気変動の関係を理解する上での独創性に富んだ貢献

Eugene F. Fama
Robert R. McCormick Distinguished Service Professor of Finance
Graduate School of Business
University of Chicago
Chicago, Ill. (米国)

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Kenneth R. French
Carl E. and Catherine M. Heidt Professor of Finance
Tuck School of Business
Dartmouth College
Hanover, N.H. (米国)

トピック:多分野にわたる経験的マクロ経済学、特に1970年代の国庫借入金の研究における先駆的貢献

Robert J. Barro
Robert C. Waggoner Professor of Economics
Harvard University
Cambridge, Mass.
Senior Fellow of the Hoover Institution
Stanford, Calif. (米国)

トピック:収穫逓増を示唆する「新成長理論(内生成長理論)」の提唱

Paul Michael Romer
Stanford University Graduate School of Business, and
Hoover Institution
Stanford, Calif. (米国)

Physiology or Medicine<医学・生理学>

トピック:腫瘍形成における癌抑制遺伝子の役割の発見と解明

Alfred G. Knudson, Jr.
Senior Advisor to the President and Fox Distinguished Scientist
Fox Chase Cancer Center
Philadelphia, Pa. (米国)
Bert Vogelstein
Professor of Oncology and Pathology with a Joint Appointment in Molecular Biology and Genetics
The Sidney Kimmel Comprehensive Cancer Center at Johns Hopkins University
Baltimore, Md.
Howard Hughes Medical Institute Investigator (米国)
Robert A. Weinberg
Daniel K. Ludwig and American Cancer Society Professor for Cancer Research
MIT
Cambridge, Mass.
Member
Whitehead Institute
Cambridge, Mass. (米国)

トピック:2つの基礎的生化学プロセスを明らかにした細胞シグナル伝達に関する画期的貢献(Berridge氏はセカンドメッセンジャーのイノシトール三リン酸に関する研究に対して)

Sir Michael J. Berridge, FRS
Deputy Scientific Director and Head, Molecular Signaling
The Babraham Institute
Babraham
Cambridge, United Kingdom
Honorary Professor of Department of Zoology
University of Cambridge
Cambridge, United Kingdom (英国)

トピック:ヒトゲノムマッピングへの貢献

Francis S. Collins
Director, National Human Genome Research Institute
Senior Investigator
Genome Technology Branch
National Institutes of Health
Bethesda, Md. (米国)
Eric S. Lander
Professor of Biology
MIT
Cambridge, Mass.
Director of the Whitehead Institute/MIT Center for Genome Research
Whitehead Institute
Cambridge, Mass. (米国)
J. Craig Venter
President
The Center for Advancement of Genomics
Institute for Biological Energy Alternatives, and Venter Science Foundation
Rockville, Md. (米国)

Physics<物理学>

2014 NOBEL PRIZE WINNER!

トピック:窒化ガリウムを基盤とした半導体を用いた、青色レーザーおよび青、緑、白色発光ダイオード(LED)の発明--データ保存技術、すなわち発光デバイスにおける偉大な躍進に対して

中村修二
Professor, Materials Department
Director of the Center for Solid State Lighting and Displays
University of California, Santa Barbara
Santa Barbara, Calif.

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トピック:超伝導化合物の発見を含む、強相関電子酸化物に関する傑出した研究、および巨大磁気抵抗現象に関する研究

十倉好紀
東京
東京大学大学院工学系研究科
物理工学専攻 教授

トピック:ひも理論およびM理論に関する貢献

Michael B. Green, FRS
John Humphrey Plummer Professor of Theoretical Physics
Theoretical High Energy Particle Physics Group
University of Cambridge
Cambridge, United Kingdom (英国)
John H. Schwarz
Harold Brown Professor of Theoretical Physics
Division of Physics, Mathematics and Astronomy
California Institute of Technology
Pasadena, Calif. (米国)
Edward Witten
Charles Simonyi Professor
School of Natural Sciences
Institute for Advanced Study
Princeton, N.J. (米国)

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トムソンサイエンティフィック は、トムソンコーポレーションの1事業部です。研究段階からその開発プロセスにいたるまでの科学・技術情報のインフォメーション・ソリューションプロバイダーとして、世界最大級の特許および学術文献情報データベース・分析システムを提供しております。


情報出所 : トムソンサイエンティフィック(Thomson Scientific)
2005年8月31日

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E-mail

トムソン・ロイター引用栄誉賞

関連資料・サイト

掲載記事

  • ノーベル賞:受賞候補に中村教授ら3氏 (毎日新聞 2005年9月2日 東京朝刊)

過去のノーベル賞候補予想
プレスリリース