トムソン:2007年ノーベル賞の有力候補者を発表

-科学の進歩に多大な貢献を果たした17名のThomson Scientific Laureates-

2007年9月11日(JST)
米国ペンシルバニア州フィラデルフィア/英国ロンドン発
*米国時間9月10日に発表されたプレスリリースです。

2007年ノーベル賞受賞者発表に先立ち、トムソンはノーベル賞受賞の可能性のある研究者として、2007 Thomson Scientific Laureates (トムソンサイエンティフィック栄誉賞)をここに発表します。

「物理学」、「化学」、「医学・生理学」、「経済学」の各 ノーベル賞分野において、最も影響力のある研究者のリストが、毎年、トムソンサイエンティフィックの研究ソリューションである ISI Web of Knowledge からのデータに基づいて分析されます。これらの影響力の高い研究者は、Thomson Scientific Laureates として、今年あるいは近い将来におけるノーベル賞候補として予想されます。2002年以来、Thomson Scientific Laureates として発表された54名のうち、4名がノーベル賞を受賞しました。これまでトムソンが様々な形で取り上げてきた研究者のうち、ノーベル賞を受賞した方々のリストはこちらでご覧になれます。

「論文の引用とは、先行研究を明示して先駆者への敬意を表する行為であり、学術分野における影響度を直接的に反映するものです。」と、トムソンサイエンティフィック、チーフ・サイエンティストのヘンリー・スモールは述べています。「過去30年以上にわたるISI社での研究によって、学術論文の被引用数と、ピア・エスティーム(同分野の研究者からの敬意)には、強い相関関係があることが分かっています。したがってトムソンサイエンティフィックのノーベル賞ウェブサイトでご覧ください。ウェブ投票を通じてノーベル予想に参加したり、これまでの候補者に関する情報や、トムソンサイエンティフィックの分析プロセスをご覧いただくことができます、同じ分野の研究者からそのような信望を得ている研究者は、様々な賞や名誉に推薦されることが多いのです。」

トムソンサイエンティフィックはノーベル賞有力候補者を毎年決定するための定量的なデータを有する唯一の組織です。Thomson Scientific Laureates は、過去20年以上にわたって彼らが出版した学術論文の被引用数に基づいて、各分野の上位0.1パーセントにランクする研究者たちです。

2007 Thomson Scientific Laureates の選考にあたって、主なノーベル賞の分野に相当する総被引用数とハイインパクト論文の数が調査されました。これらのデータは、ノーベル委員会による注目に値すると考えられるカテゴリ(物理学、化学、医学・生理学、経済学)に振り分けられ、各分野で特に注目すべき研究領域のリーダーと目される候補者が選ばれました。詳細はこちらでご覧ください。

研究トピックなど、候補者についての詳細情報は、トムソンサイエンティフィックのノーベル賞ウェブサイトでご覧ください。ウェブ投票を通じてノーベル予想に参加したり、これまでの候補者に関する情報や、トムソンサイエンティフィックの分析プロセスをご覧いただくことができます。


Physics<物理学>

トピック:物理、化学分野の革命を起こすきっかけとなったカーボンナノチューブの先駆的な研究に対して

飯島 澄男
名城大学 教授、 日本電気株式会社 特別主席研究員 (日本)

2015 NOBEL PRIZE WINNER!

トピック:ニュートリノ振動および質量の発見における指導的役割に対して

Arthur B. McDonald
Director, Sudbury Neutrino Observatory Institute; Gordon and Patricia Gray Chair in Particle Astrophysics, Queen’s University, Kingston, Ontario, Canada (カナダ)

ノーベル賞のサイトへ

戸塚 洋二
高エネルギー加速器研究機構 前機構長、東京大学 特別栄誉教授 (日本)

トピック:宇宙論、特に近年のガンマ線バーストに関する研究への貢献に対して

Martin J. Rees, F.R.S. (Lord Rees of Ludlow)
Astronomer Royal; Professor of Cosmology and Astrophysics, Institute of Astronomy, University of Cambridge; Master of Trinity College at the University of Cambridge, Cambridge, UK (イギリス)

Chemistry <化学>

トピック:生理活性物質に関する先駆的な研究と、新規抗癌剤エポチロンなどの天然物の合成に対して

Samuel J. Danishefsky
Laboratory Head, Bioorganic Chemistry Laboratory and Eugene W. Kettering Chair, Memorial Sloan-Kettering Cancer Center; Professor, Department of Chemistry, Columbia University, New York, NY, USA (米国)

トピック:有機化学合成、特に新しい方法の開発とそこから由来する多くの発見に対して

Dieter Seebach
Professor, Emeritus, Laboratory of Organic Chemistry, Eidhenossiche Technische Hochschule, Zurich, Switzerland (スイス)

トピック:有機化学、有機金属化学、生理有機化学分野における幅広い貢献に対して

Barry M. Trost
Tamaki Professor of Humanities and Sciences, Department of Chemistry, Stanford University, Stanford, CA, USA (米国)

Physiology or Medicine<医学・生理学>

トピック:タンパク質の高次構造形成における分子シャペロンの役割の理解への貢献に対して

R. John Ellis, F.R.S.
Professor, Emeritus, Department of Biological Sciences, University of Warwick, Warwick, UK (イギリス)
F. Ulrich Hartl
Managing Director, Max Planck Institute for Biochemistry, Department of Cellular Biochemistry, Martinsried, Germany (ドイツ)
Arthur Horwich
Eugene Higgins Professor of Genetics and Pediatrics at Yale University School of Medicine, New Haven, CT, USA; Howard Hughes Investigator (米国)

トピック:成体におけるニューロン新生に関する革新的な発見に対して

Fred H. Gage
Professor, Laboratory of Genetics, Salk Institute for Biological Studies, La Jolla, CA, USA (米国)

トピック:トランスフォーミング成長因子βと、通常細胞の作用、腫瘤形成および転移を制御するその役割に関する重要な研究に対して

Joan Massague
Chairman of Cell Biology Program at Memorial Sloan-Kettering Cancer Center, New York, NY, USA; Professor, Weill-Cornell University Graduate School of Medical Sciences, New York, NY, USA; Howard Hughes Investigator (米国)

Economics <経済学>

トピック:国際貿易と経済的成長に対する貢献に対して

Elhanan Helpman
Galen L. Stone Professor of International Trade, Harvard University, Cambridge, MA, USA; Emeritus Professor, Department of Economics, Tel Aviv University, Israel (米国、イスラエル)
Gene M. Grossman
Jacob Viner Professor of International Economics, Princeton University, Princeton, NJ, USA; Professor, Department of Economics, Woodrow Wilson School of Public and International Affairs, Princeton, NJ, USA (米国)

2014 NOBEL PRIZE WINNER!

トピック:産業組織と規制に関する研究に対して

Jean Tirole
Scientific Director, Institute of Industrial Economics, University of Social Sciences, Toulouse, France; Affiliated research member of CERAS, Paris, France (フランス)

ノーベル賞のサイトへ


トピック:オークションのメカニズムに関する理論的および実践的な功績に対して

Robert B. Wilson
Adams Distinguished Professor of Management Emeritus, Stanford Graduate School of Business, Stanford University, Stanford, CA, USA (米国)
Paul R. Milgrom
Shirley and Leonard Ely Professor of Humanities, Department of Economics, Stanford University, Stanford, CA, USA (米国)

トムソンコーポレーションについて

トムソンコーポレーション は、企業や大学・専門家集団に総合的情報ソリューションを提供するグローバル・リーダーです。トムソンは法律、税、会計、金融、高等教育、参考資料、企業向けトレーニング、アセスメント、科学研究やヘルスケアなどの分野における2,000万人以上のユーザに、付加価値のある情報やソフトウェアツール、アプリケーションを提供しています。本社は米国コネチカット州スタンフォード、従業員数は約40,000人。およそ130ヵ国へサービスを提供しています。弊社の普通株は、ニューヨークおよびトロントの株式市場に上場されています(NYSE: TOC; TSX: TOC)。

トムソンサイエンティフィックについて

トムソンサイエンティフィック は、トムソンコーポレーションの1事業部です。研究段階からその開発プロセスにいたるまでの科学・技術情報のインフォメーション・ソリューションプロバイダーとして、世界最大級の特許および学術文献情報データベース・分析システムを提供しております。


情報出所 : トムソンサイエンティフィック(Thomson Scientific)
2007年9月10日

本件問合せ先

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担当:熊谷
〒107-6119
東京都港区赤坂5丁目2番20号
赤坂パークビル19階
TEL: 03-4589-3102
E-mail

トムソン・ロイター引用栄誉賞

関連資料・サイト

掲載記事

  • 物理学で2日本人が有力 物理学で2日本人が有力 ノーベル賞で米社独自予測(共同通信 2007年9月11日)
  • 物理学で2日本人が有力 ノーベル賞で米社独自予測(Sankei WEB 2007年9月11日)
  • ノーベル賞:4分野の受賞候補者を予測 米文献データ会社(毎日新聞 2007年9月11日)

過去のノーベル賞候補予想
プレスリリース