国内研究機関の総合トップ20

<表1> 総合/General (3,483機関)

注)各表かっこ内の機関数は、同データベースに収録されている各分野の世界上位1パーセントの集合を表している。

順位 世界順位 機関名 被引用数 論文数 平均被引用数
1 13 東京大学 849,355 68,434 12.41
2 30 京都大学 590,674 49,593 11.91
3 34 大阪大学 532,235 43,353 12.28
4 70 東北大学 366,693 40,078 9.15
5 99 名古屋大学 280,933 27,326 10.28
6 110 (独)科学技術振興機構 258,718 16,888 15.32
7 119 九州大学 251,535 28,205 8.92
8 140 北海道大学 222,058 27,002 8.22
9 159 (独)理化学研究所 209,600 15,334 13.67
10 163 東京工業大学 203,096 24,016 8.46
11 190 (独)産業技術総合研究所 182,015 22,947 7.93
12 217 筑波大学 160,333 17,226 9.31
13 276 広島大学 127,114 15,905 7.99
14 287 自然科学研究機構 122,085 9,651 12.65
15 293 慶應義塾大学 117,055 12,118 9.66
16 295 千葉大学 116,853 11,861 9.85
17 338 神戸大学 100,642 10,605 9.49
18 349 岡山大学 97,698 12,753 7.66
19 369 熊本大学 92,515 7,804 11.85
20 370 東京医科歯科大学 92,207 7,372 12.51

国内研究機関の分野別ランキング

<表2> 材料科学/Materials Science(553機関)

順位 世界順位 機関名 被引用数 論文数 平均被引用数
1 3 東北大学 30,000 4,989 6.01
2 5 (独)産業技術総合研究所 22,017 3,902 5.64
3 9 大阪大学 18,391 3,251 5.66
4 11 京都大学 17,362 2,708 6.41
5 15 (独)物質・材料研究機構 16,488 2,956 5.58
6 16 東京大学 15,714 3,025 5.19
7 17 東京工業大学 15,548 2,585 6.01
8 28 九州大学 11,870 1,586 7.48
9 51 (独)科学技術振興機構 8,121 1,052 7.72
10 58 名古屋大学 7,817 1,571 4.98

<表3> 物理学/Physics(608機関)

順位 世界順位 機関名 被引用数 論文数 平均被引用数
1 2 東京大学 170,326 15,082 11.29
2 9 東北大学 109,959 10,866 10.12
3 23 大阪大学 81,490 9,546 8.54
4 27 京都大学 72,267 8,034 9.00
5 33 東京工業大学 64,232 6,367 10.09
6 47 (独)産業技術総合研究所 54,059 6,119 8.83
7 52 高エネルギー加速器研究機構 52,209 3,375 15.47
8 63 名古屋大学 44,919 4,567 9.84
9 66 (独)科学技術振興機構 42,969 4,565 9.41
10 74 筑波大学 41,187 4,161 9.90

<表4> 化学/Chemistry(796機関)

順位 世界順位 機関名 被引用数 論文数 平均被引用数
1 4 京都大学 104,845 9,069 11.56
2 5 東京大学 101,948 8,261 12.34
3 11 大阪大学 73,989 7,286 10.15
4 20 東京工業大学 64,433 7,314 8.81
5 21 東北大学 64,333 6,247 10.30
6 25 (独)産業技術総合研究所 57,367 6,273 9.15
7 31 九州大学 49,227 4,838 10.18
8 37 北海道大学 46,367 4,526 10.24
9 38 名古屋大学 44,851 3,897 11.51
10 39 (独)科学技術振興機構 44,628 3,589 12.43

<表5> 生物学・生化学/Biology&Biochemistry(602機関)

順位 世界順位 機関名 被引用数 論文数 平均被引用数
1 5 東京大学 120,925 6,696 18.06
2 25 京都大学 81,738 4,780 17.10
3 27 大阪大学 75,823 4,413 17.18
4 59 (独)科学技術振興機構 43,677 2,140 20.41
5 73 (独)理化学研究所 39,047 2,210 17.67
6 88 名古屋大学 34,840 2,485 14.02
7 106 九州大学 31,028 2,453 12.65
8 117 東北大学 27,973 2,152 13.00
9 128 北海道大学 26,333 2,506 10.51
10 157 筑波大学 22,593 1,525 14.82
各表の見方について

今回の分析結果のハイライト

  • 昨年のランキングと比較して、全体的に論文数、被引用数ともに漸増傾向であり、日本のトップ研究機関の学術発信はより活発化していることがわかります。
  • 研究機関の顔ぶれに大きな変化はなく、多くの研究機関の平均被引用数や世界順位は上昇しており、研究パフォーマンスが向上していることがわかります。
  • 昨年に続いて、政府系研究機関の躍進が見られます。これらの研究機関の多くは近年に独立行政法人化されたものです。
  • 材料科学分野1位の東北大学は世界順位が昨年の2位から3位へ、また化学分野1位の京都大学は世界順位が昨年の3位から4位へ変わっていますが、これは中国科学院が傘下研究機関の業績をまとめた結果、それぞれ上位に浮上したもので、これら2大学の研究パフォーマンスが下がったということではありません。
  • 下に続く解説“「組織戦略」とランキング”、“世界第1位をどう見るか”もご参照ください。

世界のトップ1パーセント以内の論文被引用実績

Essential Science Indicatorsは世界の研究機関によって利用されている、研究パフォーマンスを論文引用動向データから計るための統計分析データベースです。各表において、括弧内の機関数は、同データベースに収載されている各分野の世界上位1パーセントの集合を表しています。例えば、表2の材料科学では、553機関が論文被引用数によって世界の上位1パーセントとして抽出・収録されました。

「組織戦略」とランキング

Essential Science Indicatorsの研究機関ランキングでは、論文の著者が記載した所属機関名にもとづいて引用データを処理することを原則としています。下部組織名称や旧組織名により表れたデータを取りまとめてランキングに反映することによって、研究機関はその研究成果をより高くアピールすることができます。こうした客観データを組織戦略に活用している研究機関は少なくありません。

世界第1位をどう見るか

その一例として、ドイツのマックス・プランク研究所や、中国の中国科学院があげられます。傘下の研究機関をそれぞれ、Max Planck Society、Chinese Academy of Sciencesという名称の元に集めた結果、これらの研究機関はEssential Science Indicatorsデータベースが集計する多くの分野で世界のトップ1パーセントにランクインすることとなりました。今回の4分野のうち、マックス・プランク研究所は化学、物理学の2分野で世界1位、また中国科学院は材料科学分野で世界1位となっています。しかしこれはそれぞれが傘下に擁する研究機関名をひとつに取りまとめた結果であり、2004年まで世界第1位であった東北大学(材料科学)、東京大学(物理学)などの研究パフォーマンスが下がったと見るべきではありません。

今回のランキング集計にあたって

今回の集計では、2006年12月末までに行われた大学・研究機関の統合等を反映し、また下部組織名称・旧組織名などによって複数がランクされた機関名については現在の親組織の名称に統一しました。各表は各機関の発表した論文が引用された数(被引用数)の総数順となっていますが、これを発表論文数や、平均被引用数(一論文あたりの被引用数)によって並べ替えても興味深い結果が得られます。こうしたランキングは絶対的なものではありませんが、顕著な研究業績をあげている研究機関がどこであるかのおおよその目安にすることができます。

Essential Science Indicators、その他の情報源について

なお、今回の調査の出典であるEssential Science Indicatorsは、論文引用の世界標準等が分析できる統計データベースで、収録データは2ヶ月ごとに更新されています。大学・研究機関等の組織単位での契約により、インターネットを通じて提供されるもので、個人でのご契約には対応しておりません。弊社米国ペンシルバニア州フィラデルフィアのResearch Services Groupでは、Essential Science Indicatorsをソースデータとしてさまざまな引用分析を行い、その一部をSpecial Topics やin-cites というウェブサイトで無料公開しています。詳しくは以下のURLからご覧ください。


このページを閉じる