ビスマスペロブスカイトにおける強磁性強誘電体の探索

高野 幹夫 氏 リサーチフロント

京都大学 化学研究所 特任教授

高野 幹夫 氏


研究領域における業績や、発明・発見の内容

強磁性と強誘電性が共存する物質は新しいメモリやセンサーへ応用することが可能であり、将来のエレクトロニクスを支える材料の一つとして期待されている。ペロブスカイト型結晶構造に注目して、構造の歪みを引き起こすビスマスイオンにより強誘電性を発現させ、ニッケルとマンガンという異なる磁性イオンを秩序配列することで強磁性を実現する、という物質設計に基づいて、高圧合成法やエピタキシャル薄膜作製法を用いて、Bi2NiMnO6等の新規強磁性強誘電体の合成に成功した。また、一連の研究の中で、PbTiO3を凌駕する極性の結晶歪みを持つBiCoO3を発見した。これらの材料は、環境に有害な鉛を含まないことも大きな特徴である。


研究費補助金、受賞歴等(最近5年間)

  • 平成17-21年度 日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究(S)
  • 平成14-16年度 日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究(A)

このページを閉じる