『IP マーケットレポート』で特許動向から3Dトレンドを分析

-3Dフォト分野では日本が世界一、3Dテレビ・3D映画では米国に次いで2位-

2010年1月吉日
米国ペンシルベニア州フィラデルフィア発
*米国時間2009年12月22日に発表されたプレスリリースです。

立体映像(3D)に対する関心は、いまやハリウッド映画に留まりません。トムソン・ロイター(本社:米国ニューヨーク、日本オフィス:東京都千代田区)が本日発表した『IP マーケットレポート:Coming Soon in 3-D … Everything(3D..間もなくあらゆる製品に)』は、3Dが市場を席巻し、近々家庭のテレビで3D技術が体験できるようになると予測しています。その中で、日本企業が重要な位置を占めています。

<調査手法>

この調査では、トムソン・ロイターの特許情報データベース「Derwent World Patents Index®(DWPI)」を使用し、登録特許および公開特許(審査済み、未審査の両方を含む)のデータを数値化しました。2003年と、2008年から2009年第1四半期に公開された優れた発明を追跡することで、過去5年間の成長傾向を特定しています。

<分析結果>

各3分野の特許件数と伸び率(「IPマーケットレポート」より)

3Dフォトは日本の特許が全体の約半数を占める

  1. 3Dカメラ・プリント・スクリーンなどを含む写真技術の分野に顕著な活気が見られます。デジタルカメラ業界では、業界全体が下り坂のなか、3D技術が健闘。特許活動は57パーセントの成長を示しました。
  2. 2009年7月、富士フイルムが世界に先駆けて「FinePix Real 3D WI」を発売し、3Dデジカメの口火を切りました。上記57%の成長のうち、富士フイルムが占める割合は8%、ソニー 2.9%, サムスン 2.6%, セイコーエプソン 2.5%と続きます。この技術における国ごとの特許取得数は日本が356件で全体の49%、次いで米国19%、カナダ8.8%となりました。

3Dテレビが一般家庭へ

  1. 3Dテレビ番組を自宅の居間で楽しむのは、今や時間の問題です。この分野の特許活動は69パーセント成長しました。
  2. 1位はサムスンで全体の4.15%, 次いでパナソニック 2.22%, 東芝 1.74%, セイコーエプソン 1.54%となっています。

3D映画:3Dメガネがビッグビジネスに

  1. 3D映画に関わる革新技術の多くは、映画制作そのものより、補助的製品に関連しています。3D映画分野の特許活動は45パーセント成長しました。最も注目を集めている分野として、投影システム、専用メガネ、メガネのクリーニング装置や登録システムなどがあげられます。
  2. 全体の10%を占めるセイコーエプソン、6%のソニーが健闘。このほか、日本企業ではパナソニック(2%)が5位に入りました。

特許活動は技術革新のベンチマークとしても用いられ、今後のトレンドを見通す指標となります。この報告書の全文は弊社ウェブサイトにてご覧ください。

Derwent World Patents Index® (DWPI)とは

トムソン・ロイターの世界最大の付加価値特許データベースです。各技術分野の専門家により作成された独自の英文抄録と索引により、必要な特許情報を包括的かつ効率的に検索、把握、分析することができます。DWPIには世界41特許発行機関が発行する約4,000万件以上の特許公報の情報が収録されており、農薬、化学、医薬、高分子、電気、機械などあらゆる技術分野の世界の特許情報を網羅しています。
DWPI製品ページ


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情報出所 : トムソン・ロイター(Thomson Reuters)
2009年12月22日

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