『グローバル・リサーチ・リポート:英国』を発表

~研究投資の減少にもかかわらず、影響力の高さを誇る英国の研究論文~

2011年11月10日(日本時間)
米国ペンシルバニア州フィラデルフィア/英国ロンドン発
*米国時間2011年10月19日に発表されたプレスリリースです。

世界的な情報サービス企業であるトムソン・ロイター(本社:米国ニューヨーク、日本オフィス:東京都千代田区)は、同社が発行する『グローバル・リサーチ・リポート』シリーズの最新版として、英国に関する報告書(Global Research Report: United Kingdom)を発表しました。

これは、トムソン・ロイターが特定の国や地域における科学研究、共同研究の推移、ならびに世界の科学研究に占める地位などを、論文や引用データから分析・発表するリポートです。11本目の今回は、英国の研究基盤が効率性、有効性、卓越性の点できわめて高い実績を上げていること、産業界からの参入が増えれば、経済競争力への貢献の可能性が高まることが示唆されました。

本リポートの主な調査所見は次の通りです。

  • 英国の民間部門の研究投資が相対的に減少する中、同国の研究論文の影響力は高まっています。トムソン・ロイターのデータでは、研究の影響力と質の高さを示す論文の引用度が2007年に米国を上回りました。(図1)論文の影響力で、過去圧倒的な強さを誇っていた米国を抜いたことは注目に値します。
    (図1)国ごとの論文の引用度の比較。1.00が世界の平均
    (図1)国ごとの論文の引用度の比較。1.00が世界の平均。
  • OECD(経済協力開発機構)の統計によると、英国の研究投資は世界的な投資の増加ペースに追いついていません。OECDが報告した世界の研究開発支出に占める英国の割合は、1991年の5.3%から2008年に約4.15%に低下しました。一方、米国の投資はこの間約42%で横ばいでした。(図2)中国が急激に研究投資を増やしていることもあり、世界の研究開発支出に占める同期間の割合は、2%未満から15%超に上昇しています。
    (図2)OECDの統計にみる研究投資の割合
    (図2)OECDの統計にみる研究投資の割合。

今回のリポートは、英国の研究基盤の潜在力と論文の影響力の高さが如実に示される結果となりました。これは、Web of KnowledgeSMプラットフォーム上で使用する世界最高水準の学術文献引用データベースWeb of ScienceSMのデータを使用して作成しています。本リポートはまた、英国の労働力の研究能力の向上、大学院入学者数の増加、研究成果の産業界への応用の遅れなどについても詳述しています。詳細は、弊社ウェブサイトからダウンロードしてください。
『グローバル・リサーチ・リポート:英国』 PDF無料ダウンロード
過去の「グローバル・リサーチ・リポート」シリーズも、下記ウェブサイトでご覧いただけます。
グローバル・リサーチ・リポート

【Web of Scienceとは?】

世界中の影響力の高い学術雑誌約12,000誌を厳選し、包括的なアクセスを提供するオンライン学術文献データベースです。引用文献情報も収載しているので、文献の引用回数を調べたり、引用文献をたどって研究の発展や経過を調べたりすることができます。


トムソン・ロイターについて

トムソン・ロイターは、ビジネスや専門家向けの高度な情報を提供する世界的なリーディングカンパニーです。産業に関する高度な専門知識と先端技術を組み合わせ、金融・法律・税務会計・科学・医療・メディア分野の意思決定者向けに、世界で最も信頼される情報提供者としての役割を果たしていきます。100カ国以上で約5万5千人の従業員を抱えるトムソン・ロイターの本社はニューヨークに置かれ、ロンドンとイーガン(米国ミネソタ州)が主要なオペレーションセンターとして機能しています。

トムソン・ロイター・プロフェショナル株式会社 代表取締役社長 長尾正樹
ip-science.thomsonreuters.jp/about/



情報出所 : トムソン・ロイター(Thomson Reuters)
2011年10月19日
英文プレスリリースはこちら

本件問合せ先

トムソン・ロイター
マーケティング部(担当:三輪)
〒100-0003
東京都千代田区一ツ橋1-1-1
パレスサイドビル5階
TEL: 03-5218-6160
E-mail

PDF無料ダウンロード

『グローバル・リサーチ・リポート:英国』PDF無料ダウンロード