Top 100 グローバル・イノベーター 2014:世界で最も革新的な企業100社中、日本企業の選出数は世界最多の39社

~日本の受賞企業は昨年より大幅に増加し、米国の35社を抜き世界最多に~

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2014年11月6日(日本時間)
米国ペンシルバニア州フィラデルフィア発
*米国時間2014年11月6日に発表されたプレスリリースです。

世界的な情報サービス企業であるトムソン・ロイター(本社:米国ニューヨーク、日本オフィス:東京都港区)は、保有する特許データを基に知財・特許動向を分析し、世界で最も革新的な企業/機関を選出する「Top 100 グローバル・イノベーター 2014」を発表いたしました。
独創的な発明のアイディアを知的財産権によって保護し、事業化を成功させることで、世界のビジネスをリードする企業を選出する本アワードの発表は、2011年の発表開始から数えて4回目となります。

今年もTop 100 グローバル・イノベーターの分析過程において、イノベーションへの投資がビジネス上の成功と密接に結びついていることが明らかとなりました。過去の分析結果と同様、選出企業の時価総額加重平均売上高はS&P500企業の6.9%を大きく上回り、約2倍となる12.6%でした。
研究開発に対しても、Top 100 企業は継続して多額の投資を行っています。NASDAQ上場企業の研究開発への増資率は前年比8.18%でしたがTop 100企業は16.9%であり、NASDAQ上場企業の2倍近くとなっています。

また今年の特筆すべき点として、日本企業の躍進があげられます。昨年の28社から39社に受賞企業数を大幅に伸ばし、過去連続して受賞企業数1位であった米国を抜き去りました。

トムソン・ロイター IP & Science ビジネスの代表取締役 長尾正樹は次のように述べています。「Top 100 グローバル・イノベーターの選出企業は、躍進的な発明のアイディアと同時に新規雇用の創出、世界経済への貢献により、世界の技術革新を最先端でけん引しています。
特に、2014年は日本企業の受賞数が世界最多となりました。日本企業は多数の独創的な発明を生み出しているだけでなく、知的財産で適切に保護しながらグローバル市場でのビジネスを効果的に展開しており、イノベーションの世界的なリーダーであることが証明されたと言えます。」

【分析方法】

Top 100 グローバル・イノベーターは、4つの評価軸を基本としています。「特許数」、「成功率」、「特許ポートフォリオの世界的な広がり」(分析対象はいずれも過去5年間)と、「引用における特許の影響力」(分析対象は過去5年間)です。これらの分析には、以下のトムソン・ロイターの各データベースを使用しています。

世界最大の付加価値特許データベース 「Derwent World Patents Index®(DWPISM)」
特許調査・分析プラットフォーム 「Thomson Innovation®
主要特許発行機関の
特許引用情報をカバーする
「Derwent Patents Citation Index®」ほか

財務分析はトムソン・ロイターのAdvanced Analytics for Deal-Making Platformを使用しています。

【Top 100 グローバル・イノベーター 2014 受賞企業】

日本企業(アルファベット順、右列は日本語の正式名称)

Aisin Seiki Co., Ltd. アイシン精機株式会社
Asahi Glass Co., Ltd. 旭硝子株式会社
BROTHER INDUSTRIES, LTD. ブラザー工業株式会社
Canon Inc. キヤノン株式会社
CASIO COMPUTER CO., LTD. カシオ計算機株式会社
DAIKIN INDUSTRIES,LTD. ダイキン工業株式会社
DENSO CORPORATION 株式会社デンソー
FUJIFILM Corporation 富士フイルム株式会社
Fujitsu Limited 富士通株式会社
Furukawa Electric Co., Ltd. 古河電気工業株式会社
Hitachi, Ltd. 株式会社 日立製作所
Honda Motor Co., Ltd. 本田技研工業株式会社
Kao Corporation 花王株式会社
Kobe Steel, Ltd. 株式会社神戸製鋼所
Komatsu Ltd. 株式会社小松製作所
KYOCERA Corporation 京セラ株式会社
Mitsubishi Electric Corporation 三菱電機株式会社
Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. 三菱重工業株式会社
NEC Corporation 日本電気株式会社
NGK SPARK PLUG CO., LTD. 日本特殊陶業株式会社
NIPPON STEEL & SUMITOMO METAL CORPORATION 新日鐵住金株式会社
NISSAN MOTOR CO., LTD. 日産自動車株式会社
NITTO DENKO CORPORATION 日東電工株式会社
NTT CORPORATION 日本電信電話株式会社
Olympus Corporation オリンパス株式会社
Panasonic Corporation パナソニック株式会社
Ricoh Company, Ltd. 株式会社リコー
Seiko Epson Corporation セイコーエプソン株式会社
Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd 株式会社半導体エネルギー研究所
Sharp Corporation シャープ株式会社
Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. 信越化学工業株式会社
Sony Corporation ソニー株式会社
Sumitomo Electric Industries, Ltd. 住友電気工業株式会社
Sumitomo Rubber Industries, Ltd. 住友ゴム工業株式会社
TDK Corporation TDK株式会社
Tokyo Electron Limited 東京エレクトロン株式会社
TOSHIBA CORPORATION 株式会社 東芝
Toyota Motor Corporation トヨタ自動車株式会社
YAMAHA CORPORATION ヤマハ株式会社

その他(アルファベット順)

3M Company 米国
ABB スイス
Abbott Laboratories  米国
Advanced Micro Devices  米国
Alcatel-Lucent フランス
Altera 米国
Apple 米国
Arkema フランス
AT&T  米国
BASF ドイツ
BlackBerry カナダ
Boeing 米国
BOSCH ドイツ
CNRS, The French National Center for Scientific Research  フランス
Commissariat à l'Energie Atomique フランス
Corning  米国
Covidien 米国
Dow Chemical Company 米国
DuPont 米国
Emerson 米国
Ericsson スウェーデン
ETRI 韓国
Fraunhofer  ドイツ
Freescale Semiconductor  米国
General Electric 米国
Google 米国
Hewlett-Packard  米国
Honeywell International 米国
Huawei 中国
IBM  米国
IFP Energies Nouvelles  フランス
Intel 米国
ITRI 台湾
Johnson & Johnson  米国
LG Electronics  韓国
Lockheed Martin  米国
LSI Corporation (now Avago) 米国
LSIS  韓国
Marvell  米国
MediaTek 台湾
Medtronic 米国
Micron 米国
Microsoft 米国
Nike 米国
Novartis スイス
Oracle 米国
Philips オランダ
Qualcomm 米国
Roche  スイス
Safran フランス
Saint-Gobain フランス
Samsung Electronics 韓国
SanDisk 米国
Seagate 米国
Siemens  ドイツ
STMicroelectronics  スイス
Symantec  米国
TE Connectivity スイス
Texas Instruments  米国
Xerox  米国
Xilinx 米国

【アジアでの受賞企業数が大幅に増加】

今年のTop 100 グローバル・イノベーターではアジアからの受賞企業が46社(日本39、韓国4、台湾2、中国1)と大躍進しています。今年は初めて中国から1社、ファーウェイが選出されています。
北米からの選出企業が次に続き36社(米国35、カナダ1)ですが、アジア企業の躍進に押される形で、昨年の46社からは大幅な減少となりました。
ヨーロッパからは計18社(フランス7、スイス5、ドイツ4、オランダ、スウェーデン各1)の選出となりました。英国は、国内のイノベーション促進のために積極的な税制対策を進めていますが、昨年に引き続き企業の選出はありませんでした。

【研究開発費の増大】

Top 100 グローバル・イノベーターの選出企業が、他の企業より研究開発費を増加させていることも特筆すべき点です。
2013年のTop 100企業の研究開発費は2,087億ドルで、これはS&P500企業を12.9%上回っています。

【分野別内訳】

半導体および電子部品製造は昨年の23社から21社に減少したものの、引き続き最も選出企業の多い分野です。
次にコンピュータ・ハードウェアの13社(昨年は11)が続きます。工業製品製造の8社(昨年は7)は、6社となった自動車製造(昨年は8)に替わり第3位となりました。

【製薬企業の受賞数が増加】

Top 100 グローバル・イノベーターの選出基準では、市場の変化が早く、競争が熾烈な半導体・電子部品製造やコンピュータ・ハードウェアのような分野からの選出が多くなる傾向があるため、開発期間が比較的長い製薬企業の選出は多くありませんでした。
しかし今年は、グローバル性が高く、強い特許ポートフォリオを持つアボット・ラボラトリーズ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ノバルティス、ロシュの4社が選出されています。

【スマートフォンの“特許戦争”がイノベーションを加速】

スマートフォン市場での苛烈な競争はTop 100 グローバル・イノベーターにも反映されており、アップル、マイクロソフト、サムスン、グーグル、ブラックベリーなどの主だった企業が選出されています。
ブラックベリーは昨年の初受賞後に革新的技術を統括・管理するための独立事業部を設立するなどしてビジネス全体を再構築し、最近になって新型スマートフォンPassportを市場に送り出しています。

本アワードについての詳細は、リポート形式で下記ウェブサイトからダウンロードすることができます。
Top 100 グローバル・イノベーター 2014 リポート ダウンロードフォーム

トムソン・ロイター TOP 100 グローバル・イノベーター・アワード サイト

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情報出所 : トムソン・ロイター(Thomson Reuters)
2014年11月6日


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IP & Science ビジネス 日本代表 長尾正樹
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