Derwent World Patents Index FAQ - よくあるご質問

1. Derwent World Patents Indexとは?

Thomson Reutersが作成する、世界(41特許機関)での特許状況が一目でわかるデーターベースです。 発明は特許権を取得した国でしか権利が保護されません。そのため、1つの発明を複数の国に特許出願するのはよくあることです。DWPIは41の特許発行機関が発行する特許情報を収録しているので、世界での特許状況を一目で知ることが出来ます。2009年11月現在の段階で収録されている発明件数は約1,850万件、特許の数にすると4,000万件以上のデータを収録 しています。 最新情報はこちら

2. DWPIを使うには?

DWPIのデータは商用オンライン、WEB、CD、冊子体などのさまざまな形で提供されています。

<オンラインで使用する場合>

  • Dialog、STN、Questelの各システムで使用出来ます。
  • 上記システムのIDをお持ちでない方は、まずIDを取得して下さい。
  • ID取得後、次のファイルを選択してご利用ください。
    • Dialog 350(会員用)・352(会員・非会員用)
    • STN International WPIX&WPIDS(会員用)・WPINDEX(会員・非会員用)
    • Questel.Orbit

<オンライン以外で使用する場合>

  • 汎用Webブラウザや貴社のインハウスの特許検索システムでもお使いいただけます。
詳細はこちら

3. DWPIのレコードの作られ方

DWPIのレコードは大まかに下記の流れで作られます。

  1. トムソン・ロイターが特許情報を入手します。(特許庁から電子データを受け取る)
  2. 優先権情報を元にして、発明がDWPIに収録済みか否かを調べます。
  3. 同一優先権データがDWPIに既にある場合 --- 入手した特許は対応特許として該当レコードに追加されます。
    同一優先権データが無かった場合 --- 入手した特許はBasic特許となります。 明細書を元にDWPIタイトル、DWPI抄録、索引が付与されて新しいレコードが作られます。

4. 構成
4-1. DWPIのサンプルレコード

各システム(DIALOG、STN、Questel)のサンプルレコードと、フィールドの簡単な紹介です。

サンプルは、DWPIアップデートコード199908を境に段階的に変更された抄録を持つものです。

4-2. アクセッション番号(Accession No.)

DWPIのレコード毎に付けられているレコード識別番号です。(例 1999-385209)
アクセッション番号のハイフン以下の6桁のアルファベットもしくは数字(例の場合385209)の部分は、年度や収録分野により以下の3種類のフォーマットがあります。
  1. 198327以降は数字6桁を使用
  2. 198326以前は化学分野は数字5桁とアルファベットを使用
  3. 198326以前の電気・機械分野はアルファベット1文字+数字4桁+アルファベット1文字を使用

4-3. クロスリファレンス番号(Cross Reference No.)

DWPIでは基本的に1発明を1レコードにまとめていますが、特許が分割あるいは一部継続などの場合、別レコードが 作られることがあります。
この場合、関連するレコードのアクセッション番号がこのフィールドに相互入力されます。 ただし、クロスリファ レンス番号が入力されるようになったのは1985年からですので、これ以前は優先権や出願情報を元に関連レコードを探 してください。(パテントファミリーサーチを行ってください)

4-4. DWPIタイトル(Title)

トムソン・ロイターがBasic特許の内容を要約して独自に作成しているタイトルです。明細書のタイトルとは異なり、発明の内容を分かりやすくまとめているのが特徴です。
省略語が使用されている場合がありますので、その点にも留意して下さい。 省略語リストはこちら

4-5. DWPI分類システム

トムソン・ロイターでは入手した特許情報を3つの分野(CPIセグメント・EPIセグメント・EngPIセグメント)に分けて取扱っています。各セグメントは、アルファベット(DWPIクラス)を付与して技術分野ごとに細分化されています。セグメント毎の対応分野は下記の通りです。
  • CPIセグメント: 化学分野の発明を表し、内容に応じてセクション(アルファベットのA~N)に細分化
  • EPIセグメント: 電気分野の発明を表し、内容に応じてセクション(アルファベットのS~X)に細分化
  • EngPIセグメント: 機械・一般分野の発明を表し、内容に応じてセクション(アルファベットのPとQ)に細分化

セクションの一覧はこちら

4-6. 出願人・出願人コード(Asignee・Patentee code)

特許の出願人情報であり、Basic特許と対応特許の双方から収録されます。

  • 入手した明細書に書かれている出願人名が収録されますので、その後出願人が変更になってもDWPIのデータには反 映されません。
  • 出願件数の多い企業については、4文字の固有の出願人コードが付与されています。社名が変化してもコードは変 わりませんので、遡及検索を行うときに便利です。関連会社も同一コードでまとめて検索することが出来ます。

なお、4文字の後ろにI、Nなどがついているコードはコードと出願人が1対1で対応していませんので、検索時に多く のノイズを含みます。

出願人コード検索サイト (英語)

4-7. パテントファミリー (Patent Family)

サンプルレコード中で「特許情報」と書かれている部分です。一つの発明が複数の国に出願された後、各国において 発行された特許情報を一覧の形でまとめています。
特許番号、特許種別、発行日等の情報が表の形式で表示されま す。
対応特許を収録すると、このフィールドに情報が追加されていきます。

4-8. Basic特許

入手した特許の優先権データをチェックし、DWPIに同一の優先権データが見つからなかった場合、その特許情報はト ムソン・ロイターにとって全く新規の発明とみなされ、自らがパテントファミリーを作る基となります。このような特 許情報を、「Basic(ベーシック)特許」と呼びます。 Basic 特許には、DWPIタイトル、DWPI収録を始めとして、トム ソン・ロイター独自の分類や検索用の特別な索引が付与されます。

4-9. 対応特許(Equivalent特許)

入手した特許の優先権データをチェックし、同一の優先権データが見つかった場合、「対応特許」と呼びます。原則 的には書誌事項(特許番号、優先権情報、指定国、出願人など)や特許分類の情報がパテントファミリーに追加されます 。

4-10. DWPI抄録(Abstract)

弊社の専門家が明細書の中身を要約し、詳細にかつ判りやすくまとめた独自抄録です。通常は、Basic特許の明細書 を元に抄録を作成します。英語以外の言語の明細書抄録も英語で提供されます。

<抄録の作成基準>

  • 抄録が必ず作成される国
    • AU, BE, CA, CH, CN, DD, DE, EP, FR, GB, IE, IN, JP, KR, MX, NL, NZ, PH, RD, RO, RU, SE, SG, SU, TP, TW, US, WO, ZA(CN:1993年12月8日発行分より作成、KR:2001年1月5日発行分より作成)
  • CPIの発明であれば抄録が作成される国
    • AT, BR, DK, ES, HU, IL, PT
  • 抄録が作成されない国 (書誌事項のみなど)
収録される国と期間の一覧、および国コードと国名の対応表はこちら

<抄録の形式>

199908週からは新しいスタイルの抄録が導入されました。Alerting、Technology Focus、Extensionの3抄録に大きく分かれ、各抄録は更に見出しを付けて細分化されています。
  • Alerting抄録:7つの見出しを用いた判りやすい抄録です。
  • Technology Focus抄録:技術内容を明確にし、発明との関連性を速やかに認識できるようにしたオプションフィー ルドです。20項目の異なる技術観点から発明の実施様態を詳細に記述しています。
  • Extension抄録:CPI会員の方のみ利用可能です。化学分野の発明に対して作成されるオプションフィールドです。

各抄録の詳細はこちら

4-11. コード情報(索引)

効率的な検索のため、トムソン・ロイターが特許内容を把握した上で独自に付与している技術分類コードです 。コードには下記の種類があります。

DWPI分類 発明の大きな特徴について、トムソン・ロイターが独自に付与した分類です。 発明内容が複数の分類に該当する場合は 、複数のDWPI分類が全て付与されます。
CPIマニュアルコード 約 9,000分類 化学構造や用途の分類等が索引されています。
EPIマニュアルコード 電気関連の内容や用途を対象とした分類です。 EPI:約 9,500分類
ケミカルフラグメンテーションコ ード 低分子化合物の発明に対し付与されます。
化学部分構造と他の概念(例えば用途)を同時に検索可能です。
ポリマーインデキシングコード 高分子分野の発明に対し付与されます。
モノマーやポリマーを効率的に検索でき、用途、性質、成形のコードも設 定できます。
DCR B、C、E セクションの技術分野の低分子化合物に対して1999年より構造索引を開始しました。
化学構造式でDWPI を検索できる唯一のシステムです(STNで利用可能)。

5. データの更新(アップデートコード)

トムソン・ロイターでは約3営業日に1回の頻度で新しいデータをオンラインに追加していますが、ある年の何回目の 更新かという情報をアップデートコードで表しています。
   例:アップデートコード200322は 2003年の22回目の更新であり、時期でいうと4月頃に相当します。
アップデートコードは、さまざまな更新の度に記録されます。

  • 新しいレコードの追加
    Basic特許情報:特許番号、タイトル、抄録、IPC、Deep Indexning(ケミカルフラグメン テーションコード、ポリマーインデキシングコードの総称)
  • 対応特許情報の追加
    特許番号、発行日、出願人、IPCなど

最新アップデート情報は、 こちら から確認できます。 ※現在データベースに収録されている最新特許番号、直近の特許発行日をご確認いただ けますが、この発行日までの特許が全部収録されているという意味ではありませんのでご注意ください。

6. 会員とは?

会員には 1.CPI会員 と 2.オンライン会員の2種類があります。ご契約条件に応じて、DWPIオンラインのみの割引 あるいは検索用特別コード(CPIマニュアルコード、ケミカルフラグメンテーションコード、ポリマーインデキシングコ ード)と組み合わせてのご利用が可能になります。
会員制度の詳細については弊社営業担当までお問い合わせ ください。

7. DWPIの利用料金

オンラインのご利用料金はご契約の条件により、異なります。各オンラインホストでのファイル名及び料金表は以下 をご参照下さい。

8. データの保存と配布に関して

データの著作権はトムソン・ロイターが所有しています。電子的に保存したり、コピーを作成する場合にはご契約が 必要です。詳しくは、弊社までお問い合わせください。