DWPI抄録の形式

DWPI update 199908 から新しいスタイルの抄録が導入されました。Alerting抄録、Technology Focus抄録、Extension抄録の3つに大きく分かれ、各抄録は更に見出しを付けて細分化されています。

Alerting抄録

7つの見出しを用いた判りやすい抄録
項目 説明
Novelty(必須項目) その発明が先行技術に対して非自明な改良をどのように主張しているかの簡潔な記述。 この項目は新Alert Abstract の最初のパラグラフであり、Detailed Description で更に詳細に説明されます。
Detailed Description オプション項目です。この項目はNoveltyの限られた中では発明のメイン(独立)クレームを要約することが出来ない場合に収載されます。独立クレームが他にも存在する場合には、Independent Claim(s)の書き出しで始まるDetailed Description の中にその内容が盛り込まれます。
Activity 化合物の生物学的活性と生物学的本質が記述されます。 この項目は医薬、動物薬、農薬の発明に専ら利用されます。
Mechanisms of action 化合物の生物学的作用機序が記述されます。 この項目は医薬、動物薬、農薬の発明に専ら利用されます。
Use(必須項目) このパラグラフは常に存在し、色々な技術分野の見地におけるその発明の用途(利用)を収録します。 明細書に用途の記載が無ければ、その旨が記載されます。
Advantage(必須項目) 発明者により記載された「novelty」の結果生じるその発明の進歩性を要約します。
Description of Drawings このパラグラフはダウエントにより図面が引用された場合にオンライン抄録の中に収録されます。 エンジニアリング分野のお客様には大いに関心のある事項と思います。 番号により参照している図面の説明もここに収録されます。


Technology Focus抄録

技術内容を明確にし、発明との関連性を速やかに認識できるようにしたオプションフィールド
20項目の異なる技術観点から発明の実施様態を詳細に記述
項目 説明
Agriculture pesticides, herbicides, fungicides, fertilisers 等が対象ですが、それらの製造は対象になりません。- Organic Chemistryの項目もご覧下さい。
Biology 天然に生産された生物学的物質(工業的に製造されたものではありません)、免疫試験等が対象です。
Biotechnology

遺伝子工学(recombinant DNA technology)等が対象です。

Ceramics And Glass ガラス、レンガ、セラミクス、セメント等が対象です。
Chemical Engineering 化合物の大規模な工業的生産が対象です。
Electrical Power And Energy 発電、原子力、放射能が対象です。
Electronics 電子回路、電子装置が対象です。
Environment 汚染制御、水処理、汚水処理等が対象です。
Food 食品、醸造、動物飼料等が対象です。
Imaging And Communication 画像技術、インク、印刷、電子写真、記録媒体、放送、通信が対象です。
Industrial Standards 工業規格との比較が行われた場合に記載されます。
Inorganic Chemistry セラミクス、ガラスを除く全ての無機物質を対象です。
Instrumentation And Testing 化学解析、試験、医療機器が対象です。
Mechanical Engineering ポリマー製造装置、工学機器等が対象です。
Metallurgy 金属の処理/製造/精錬/採掘/仕上げ/合金/solders等が対象です。
Organic Chemistry 医薬、農薬を初めとする有機化合物の製造が対象です。 ポリマーは対象となりません。 Polymer の項目もご覧下さい。
Pharmaceuticals 薬理効果のある化合物及び組成物が対象です。 動物薬も対象ですが、それらの製造は対象となりません。 Organic Chemistry の項目もご覧下さい。
Polymers 全てのポリマータイプ及びポリマーの製造などが対象です。
Textiles And Paper 紙/板紙、天然/人工繊維及びそれらの製造が対象です。


Extension抄録

化学分野の発明(セクションA~M)に対して作成されるオプションフィールド(CPI会員の方のみ利用可能)
項目 説明
Wider Disclosure 明細書の本文中に定義された発明の範囲及び/又は新規性が独立クレームのそれより広い場合に記述されます。 このパラグラフにはクレームに記載された発明の定義に入らない新規な特徴や利用が記述されます。 米国の一部継続特許の様な既に発行済みのほかの特許に関連した特許に対してはこの項目は記述されません。
Administration 医薬/動物薬の投与量、投与方法、農薬の撒布量、撒布方法が記載されます。
Specific Substances 発明の新規な特徴に関連した、あるいは例示した特定化合物について記述しますが全ての特定化合物について記述するわけではありません。 この情報はその物質によって決められているリストから選択される少なくとも一つの項目名で纏められます。 例として、specific compounds, specificsequences, specific cells specific materials 等です。
Example クレームされている発明の進歩性を立証するデータを伴った実施例の要約、あるいはその発明を如何に実施するかについて記述しています。 この項目にTechnology Focus に既に記載されている情報は記載されません。
Definitions この項目は通常「Preferred Definitions」の書き出しで始まります。このパラグラフにはAlert Abstract のDetailed Description項目に記載されたマーカシュ構造の望ましい選択肢に対して使用されます。